長福寺の襖は年代物で、穴が開いていたり壊れていたりと相当傷んでおりました。
また、廊下と本堂の仕切りのガラス戸も約50年前のもので、何か所か割れている場所もありましたし、ちゃんと開けられるガラス戸は数か所しかありませんでしたので、襖と共に交換致しました。
このガラス戸の下の透明なガラスと、すりガラスが一緒になっている物は現在では生産されていないとのことで、ちょうどいい交換時期となりました。
しかし、さすがに250年物の本堂、襖等の入れ替えですら簡単にはいきません(-_-;)
襖本体の加工では追いつかず本堂側のレール側の加工も何か所か行いました。
取り付け作業だけで2日間かかりましたが、職人さんの素晴らしい作業のお陰で無事に完了いたしました。
ガラス戸も割れにくい素材に交換し、綺麗になりました。
襖もガラス戸も汚れが目立ちそうなので気を付けて扱わなくてはなりません( ̄▽ ̄)
仏さまがいらっしゃいます内陣からも一枚撮らせていただきました。
襖とガラス戸以外にも、これからの暑い直射日光を避けるため横窓にロール式のすだれも設置しました。
本堂自体は250年も建っていて、古めかしい本堂ですが襖とガラス戸を変えただけでもお寺らしさが一段と出ました。参拝に来られた方が気持ちよく手が合わせられるお寺に、また一歩近づけた気がいたします。