6月中の梅雨明け宣言がされた翌日、猛暑の6月30日、昨日の強風の影響で落ち葉や小枝で荒れていた境内地の清掃を行った後に、長福寺が所属しております埼玉県第5教区 教区講習会に参加するべく、杉戸町にございます宝性院様にお伺いいたしました。
講習会場は、宝性院 観音堂で行わせていただきました。こちらの観音堂は30名程度の人数であれば葬儀も可能とのこと
今回の講習は2コマで、初めに宝性院住職で智山教化センター専門員の高岡邦祐先生による講習となります。
高岡先生には先日も別院 真福寺で行われた寺子屋開設講座でも講師としてお世話になりました講師でもございます。
今回は、「安心できるお寺であるために」-仏事相談にどう答えていくか-と題し、ご講演をいただきました。
まず、様々なデーターやアンケート調査を元に、日本社会の宗教意識の変化や時代に合わせた宗教儀式の変化への対応などを学び、こんな時どのように対応するのかという質問形式の講習と続きました。高岡先生は全国の教区でご講演をしていますので1つ1つの相談事に対し様々な答え方をご教授いただきました。
当山でも家族葬や1日葬にしたいというご相談を受けることがありますが、そういった時の答え方は先生と同じで安心した一方、今後も時代や様々な場面で色々な檀信徒の皆様から質問を受けることがあると思いますので、しっかりと勉強して分かりやすい説明ができるように「日々研鑚」と感じました。
次に、宗教学者でイラストレーターの内藤理恵子先生のご講演です。
先生からは事前の案内では「空海の思想を広めるためのサブカルチャーの活用の可能性を探る」と題しての講習となるはずでしたが、先生はお墓とお葬式の研究をしているということで、こちらの話がメーンとなっていたようです。しかし、大変興味のある分野で勉強にも参考にもなるお話をうかがえました。
また、先生の凄いところは「突撃取材」[潜入調査]「聴き取り調査」「体験」これを、すべて自身で直接調査し、そのデーターを元に講演されていました。まさに生きた話が聞けた貴重な時間となりました。
サブカルチャーの活用の可能性のお話は講習の最後に若干触れられました。しかし、これを読めばバッチリわかるという資料を頂戴いたしましたので、後でじっくり拝見させていただきます。
また、内藤先生のブログは大変人気ということですので、こちらも合わせて拝見させて頂こうと思います。
因みに、下記が内藤理恵子先生のブログです。