娘の得度式その3(お大師様にご報告)

30日の得度を無事に終えた二人とともに、弘法大師 空海様にご報告申し上げたく、31日はレンタカーを借りて一路、神護寺へ向かいました。

私的には、高野山金剛峰へご報告に伺いたかったのですが、当山のお盆の受付も開始されていますので時間は新幹線の乗車時間の午後4時までしかありません。東寺は既に参拝済みであるため、普段なかなか参拝が困難な霊場を選びます。

そこで、紅葉の名所としても有名な、京都市北部にある弘法大師霊場 遺迹(ゆいせき)本山 高雄山 神護寺へ伺いました。神護寺は空海が東寺や高野山の経営にあたる前に住した寺であり、初めて鎮護国家の密教修法を行った寺で、最澄もここで空海より高雄灌頂を受けるなど日本仏教史上大変貴重な寺院となります。今回は仏道への第1歩目の得度の報告ということでこちらの寺院とすることに致しました。

京都駅前のレンタカーを借りて約45分くらいかかったでしょうか、神護寺の入り口がある高雄橋手前の駐車場に到着。ここからは少し険しい石段を登ります。

しかし、まだまだ続く石段…夏の京都の猛暑と長い石段

ようやく、桜門に到着。両脇に二天像が安置されています

駐車場にいた、おじさんの説明では先ずは「かわらけ投げ」をして厄を払ってから金堂にお参りするのがお薦めとのこと、先ずは境内の一番奥まで移動します。途中で娘が「キャー!蛇」と大声、見てみると写真では分かり難いですが虹色に輝く何とも綺麗なトカゲがお出迎えしてくれました。

境内の一番奥の「かわらけ投げ」ができる展望広場に到着しました。ここからの景色がとても素敵で疲れも吹っ飛びます。

早速、売店で一休みしながら店員さんとおしゃべり、有名芸能人も多数お見えになるようで面白いお話も聞くことができます(笑)気になる方は是非行ってみてください。そして、「かわらけ」を購入

私は前厄ですので心を込めて厄除け祈願しながら投げさせていただきました

娘は何故か、食べ物の好き嫌いが治りますようにと願をかけて投げていました(笑)そんな娘の「かわらけ」が一番飛んでいた…治るかもしれません

投げた、「かわらけ」まで写った、奇跡の一枚( ゚Д゚)

十分、厄除けした3人はいよいよ、金堂へお参りさせて頂きました。なかなか険しい道のりでサンダルの娘はイジケながらの石段のぼりでしたが「かわらけ投げ」や、店員さんとの会話、金堂へのお参り、お大師様と触れあえた感じのする参拝となりました。